求人募集において、真っ先に目が行きがちなのが給与だと思います。最もシンプルで、大企業から中小企業までを横一線に比較をする事が出来るので、多くの人が就職活動時に参考にしていることでしょう。
しかしながら、給与だけに目を向けていると、思わぬ落とし穴に落ちてしまいます。就職活動で失敗しない為にも給与と合わせて、あらゆる面を多角的にチェックしましょう。その中でも特に重視しておいた方がいいのが、福利厚生です。福利厚生とは、給与とは別に、企業が従業員に提供する資金補助や施設の利用を可能とする権利などを指します。必ずしも提供されている訳では無く、企業の考え方や財務状況によって異なります。
この制度の具体例をあげると、家賃補助や社宅の提供、保養所やアミューズメント施設の利用、更には資格試験の補助なども含まれます。仮に、月8万円のマンションに住んでいるとすると、家賃補助が無い毎月の給与が30万円の人と、毎月の給与が23万円でも全額家賃補助が出ている人とでは、見た目の給与や年収が前者の方が高くても、実際の手元に入る収入は後者の方が多くなるのです。
もちろん、活用すればするだけ、お得度は増すので、如何に制度として充実しているかが重要であると言えるでしょう。入社3年目までの間は、離職率が高いと言われています。これは、仕事面でのミスマッチから生まれる離職もありますが、周囲の福利厚生の充実度合いを見て愕然として離職をすると言うケースもあるようです。
この様に、就職活動で失敗しない為にも、求人募集をチェックする際は福利厚生をしっかりとチェックする様にしましょう。